しかもこのノーパン健康法は世の奥様方の間で現在空前のブームを巻き起こしている最中であるらしく、妻とよく遊んでいる若いママさん方の下半身の装備の少ないこと薄いこと。プライベートでのノーパン姿が容易に想像出来てしまう。この前のGWは奥様方みんなと一緒に海に遊びに行ったのだが、まだ夏といった訳でもないにも関わらず、ママさん達の下半身は露わな水着姿。しかも皆動きやすさを重視して最低でもハイレグで、後ろはTバックという方も少なくなかった。旦那達は皆異口同音に自分の妻の格好を心配していたが、彼女達は上着をきっちり着ていて痴漢対策はばっちりのつもりらしい。肝心の下半身に関しては子供に何かあった時にすぐに動けるように仕方がないと言ってのけた。
「それにこちらの方が繰り出せる蹴りが強いしね。」
1人の奥様がそう言うと、俺達の前で回し蹴りなどの格闘技技を披露してくれた。眼にも止まらぬ速度で奥様の生脚が我々の顔面スレスレを通過し、そのあまりの風圧に我々男性陣は、情けないことにこれまで子供の世話をする奥様方の無防備な下半身から発せられるフェロモンによって皆いきり勃っていたチンポが縮み上がってしまった。実は私の妻を含むこの奥様方は、格闘技同好会のメンバーで、特に人間の筋肉の中で最も容易くパワーの得られる下半身の蹴り技を集中的に訓練していたのだ。元々はバレエや体操などの軟体スポーツの同好会で、その強みを実用的意味で存分に生かせる訳だ。そこまでストイックに強さを求めるのも、全ては彼女達の眼に入れても痛くない子供達を守るため。成り行きで父親になり、奥様方の下半身を見ながらチンポを摩って猥談に花を咲かす男性陣があまりにも情けない。
「1番強さ追求の究極態はノーパンなんだけどね。下半身すっぽんぽん。」
「そうそう。でも法律の問題がねー。」
「そうなのよ。最低限の所は隠さなきゃいけないし。」
「出来るだけ小さいサイズを穿くためにパイパンは必須よねー。」
奥様方は羞恥心の無い下品な女性達では決してない。ただ彼女達の子供を愛する気持ちの覚悟は自分達がある程度男共の慰めものになってしまうことを許容する程のものなのだ。母は強しとはよく言ったものである。彼女達にかかればそこら辺の並の男であれば瞬殺だろうが、変態さんが都合良く弱っちい男ばかりとは限らない。強い男にも対応すべく、究極態は存在するのだ。
「それにアワビ丸出しの究極態だと十二分に男の冷静さを乱せるわ。」
「そうそう。極小水着でも十分なところをね。」
「究極態ならぬ悩殺態ね。」
「劣情に冷静さを乱され、隙を見せた男の股間めがけてサッとね。」
強い男対応の金蹴りの話は聞いていたがノーパン究極態とのそのようなコラボレーションにあったとは。恐るべし。美しい薔薇のなんという棘であろうか。
「だから家では絶対究極態よ。」
「そうそう。今時家だからって安心出来ないし。」
「プライベート空間の強みを生かしてね。」
妻が毎日ノーパンにこだわったのには、健康や教育の為だけに留まらず、更にもう1つ理由があったようだ。