中1の頃の話。
当時中学校に、中川誉子さんという女子水泳部の先輩がいた。
僕のいた中学校は、市内8つある中学でも、部活動が活発で、大抵の生徒は運動部に入る様、指導されていた。
誉子先輩は、すらっとした美人(美少女)で、当時遠目からでも、彼女の水着姿が見えると、ドキドキした位だった。

そんな遠い憧れだった先輩だが、夏休みの後半の部活動で、僕はとんでもないシーンを目撃した。
1年生として、部活動の準備は勿論だが、後片付けやグランドの整備は、必須だった。
その日は午後の練習組で、用務員室に行って鍵を受け取り30分前には準備完了。夕方5時までが部活動だった。やっと終わって、僕は2人の友達で帰ろうとした矢先、体育倉庫の鍵を用務員室に戻す事を、すっかり忘れていたのに気付いた。
既に5分以上、学校から遠ざかっており、流石に友達に付き合ってくれ、とは言えない距離だった。
仕方なく、僕は一人で引き返すことにして、友達と別れた。

人気が殆ど無い学校に戻り、裏門から体育倉庫の前を通過し、校庭の反対側にあるコートのスコアボードに掛けてあったままのチェーン付きの鍵を取りに行き、それを取ってまた体育倉庫に戻ろうとすると、誉子先輩の姿が見えた。
先輩は、僕には気付かずに、体育倉庫の扉を開けると、一人で中に入っていった。
3年生の部活は夏休み前半で引退している筈で、この夕方時間に居るのは不思議な光景だったが、先輩も体育倉庫に何か忘れ物をしたのかな?と思った。
また、2人きりになれば、倉庫で何か先輩の状況が話せるかと思い、少しワクワクしながら倉庫へ向かった。

少しドキドキもしていたので、少し躊躇していたが、意を決して中に入ると、驚いた事に、先輩が水着一枚?の姿でこちらを見ていた。
さっき倉庫に入る時は制服姿だったのに、いきなりそれを脱いで、水着姿だったのだ。
お互いが「あ!」っと声に出したのは、言うまでもない。
今思っても、先輩には動揺があった表情だったと思う。
誰かを待っていたのか?
それも制服ではなく、こんな人気無い夏休み夕方の体育倉庫の中で?部活で使用するタイプとはいえ水着?!

憧れの先輩と2人きりになり、ちょっとだけでも話が出来たら、という淡い想いは一瞬で消え去り、そこを大急ぎで立ち去らねばならない、という観念に囚われた。
「失礼しました。」
鍵を持って、そのまま体育倉庫を出て、用務員室に向かった。

しかし、だ。
1分も経たないうちに、不思議でならない感覚が、全身を駆け巡った。
部活動を引退し、この時間、学校には来る筈も、居る理由も無い誉子先輩が、どうしているのか?
それに、何故制服を脱いで、水着姿でいたのか?それも、明らかに誰かを待っていたのは、何故なのか?
ちょっと考えれば、あれだけ美人な先輩なのだ。
彼氏や好きな人が居ても、全然不思議でない。

でも、それがこの夕方の中学校、引退して、本来用も無い筈の夏休みの部活の時間というのが、気になった。
それに、先輩はもう、水着を着ても、プールに入る事など、無い筈だし、学校はそれを許さない時間なのだ。それに、水泳部には、更衣室がある。それを使わないのは、何故なんだ?

僕は気になって仕方なく、体育館側から入って、倉庫をもう一度見てみようと思った。
上履きは無いが、そんな事はお構いない。用務員のおじさんは、夕飯や校内点検などで、居ない事もしばしばだ。
明日は午前の練習だし、白ばっくれても、何とかなるだろう。
体育館正面の鍵も付いているチェーンなので、進入は難なく出来た。
音と息を潜め、ステージ裏の倉庫へ向かう。体育館は、誰も居ない。バッグと靴をステージ横のカーテンの中に隠し、身軽になって倉庫に忍び込んだ。

しかし、先輩の姿が見えなかった。
驚いて、出て行ってしまったのか?
そうかも知れないな、と思ったが、5分くらい様子を見ていた。
すると、倉庫の校庭側扉が、突然開いた。僕がさっき、開けて先輩に鉢合わせた扉だ。
彼氏か、交際しているかもしれない男?と思ったが、入ってきたのは意外と、ジジイだった。
見たことも無い、禿げてるわ、ちょっと腹も出ているわの、50歳から60歳くらいの初老の男。
先生だった男か?とも思ったが、格好がだらしないし、それでいてギラギラしていた。先生でもない。

すると、誉子先輩が物陰から出てきたのだ。
さっきと変わらず、水着姿だ。横の角度から見て、部活で使っているものだと判った。
発達した身体のラインが浮き出て、何ともいやらし過ぎる格好だと、改めて思った。
いつも水泳部の練習を、先輩の後ろ姿を遠目に眺めながら、憧れを頂いてきた、そんなデザイン的に機能重視の水着(要するにドン臭い水着に非ず)を着て、先輩をジジイを待っていたのか?
お父さんか?親戚か?まさか、水着で待つなんて、あり得ない!と思った瞬間。
先輩とジジイが近づき、なんとキスを始めた。
思わず声を出しそうな位に驚いた。
ひょっとして、とは思ったが、まさかいきなりのキス。
しかも、片方は我が中学のマドンナ的美少女。片方はヘボ過ぎる、お世辞にも魅力の無いジジイだ。

信じられない光景に、僕は演劇部の練習か?と、半分本気で思ったくらいだ。
演劇部とて、中学でキスなどするわけないが、恋愛でもなく、強制でもなく、そんな事を平然と始めた事に、心の整理がつかなかった。
それに、ジジイは先輩の水着越しの身体を、何の遠慮も無しに、ベタベタと、触り始めた。
先輩は手を跳ね除けるでもなく、これまた何の抵抗も無しに、ジジイの愛撫を受けていた。
ジジイの手は、水着の中にこじ入れられて、胸やお尻をいやらしく触っているのが分かった。
僕は不覚にも、半分涙目になって、そこから動けなくなっていた。

いよいよ、本題だ。
先輩とジジイは、やがて巻いてあるマットに行き、並んで座ってなおもイチャイチャしていた。
ジジイは、先輩の顔や身体に存分に顔を埋めて、いやらしい音を立てて舐めたり吸ったりしているらしかった。
しかも、右手は恥ずかしがる先輩の両足を開かせ、最も大事な部分を、スルスルと撫でているのが判る動きをさせていた。
先輩はどうして、こんなジジイの愛撫を受けて、何もしないんだ!まさか何か弱みを握られたりして?!と思った瞬間。
先輩が今度は、ジジイの服を脱がせ、ズボンにまで手を掛けて、奴の股間を露出させた。
これまた、今日が初めてではないのだろう、と思われる流れだったが、明らかに憧れの人は不安な表情と手つきで、ジジイの一物を扱いていた。
比較的まだ明るい時間だったが、体育館裏の倉庫の横は雑木林で、窓の少ない倉庫内は薄暗くなり始めていた。
その中に、嬉々として先輩の身体をいやらしく愛撫するジジイと、オズオズと一物を握る先輩の切なそうな姿。
程なく先輩は、マットに座るジジイの膝の間に正座して、当時僕が半信半疑だった愛撫の、フェラチオを始めた。
ちょうど先輩が正座では後ろ姿になってしまったので、表情は殆ど見れなかったが、ジジイの気持ち良さそうに悶える姿と、いきり立った汚ねえチンポが唾液で光るのが、当時はまだ目の良かった僕からも、ハッキリ見えた。
ジジイは気持ち良さそうに、ウウアー、ウウアー唸りながらも、先輩を見下ろし、満足そうな笑みを浮かべて、何か口にしていた。
やがて先輩の水着の上半身を引き下ろし、乳房を露呈させて揉みしだいたり吸い付いたり、キスをしながら身体を擦り合わさせて、先輩に憧れる一人の男としては、羨まし過ぎる時間を堪能していた。
先輩が股間に再び顔を埋めると、頭と綺麗な背中が上下に激しく動き、ジジイへの愛撫が激しくなった事がわかった。
2人は体育倉庫の中でも、充分反響する位の声を一瞬上げ、ジジイはフェラチオのまま果てた。

ジジイは、その後、先輩より一足先に、倉庫を出た。
きっと何食わぬ顔をして、そそくさと帰ったのだろう。もしかしたら、続きは奴の家で、だったかも知れない。
先輩は、奴に下ろされた水着を戻し、ジジイを送り、俺には乳房が見えないまま視界から消えたが、再び現れた時には、もとの制服を着て、何と鍵を閉めて倉庫を出て行った。合鍵を作ってあったらしい。

年齢が違い過ぎるだけじゃなく、容姿も恐らく身分も、全く相応しくない2人が、性欲を曝け出して愛撫し合っている姿は、全く想像を超えたものだった。
先輩は、どうやら、あのジジイに完全に飼われる様な存在になってしまったらしい。
卒業時には、以前微かに聞いた先輩の成績も、かん違いだったか?と思われるほど、レベルも普通の学校に進学した。

僕にとって、あの日の出来事は、一生忘れる事は出来ない。
それどころか、結婚もして、妻もいるというのに、毎日に近いくらい、思い出しているのだ。